私の一日

教室には歴代の知事賞作品が古いのもから展示してあり、よく皆には「今この子は何をしてるのかね。書道を仕事としてるのかね。辞めて別の道に進んでるのかね」と問いかけております。

教え子もそろそろ社会人になろうとしている中で、書道家や指導者の仕事はどんなものなのかをしっかり説明しなければいけないかなと感じております。
というのも今日一日は書道家としても指導者としても動いた一日で、こんなにも充実した一日を過ごせているのは学生の皆様、これから書道の道に進もうとしている方にお知らせしたいなと思いました。

今現在3時30分です。

 

松尾の一日

手本書き等(この時期は卒業証書筆耕、多いときは18校分筆耕)2時30分頃就寝・・・翌朝7時に我娘により叩き起こされる・・・

朝9時より指導者として一般部クラスの指導が始まります。昼12時まで2コマお稽古。
ここで本日はお稽古終わりに通行人の方が教室を訪ねてきて、「外に貼ってある【炎舞】の書を売って欲しい」と言われ、書家として販売をしました。書を一般人が購入するかなんて機会は1年にあるか無いかの頻度なので、書家として作品販売で生きていくのは難しいですよね。

昼は祖母の作るご飯を一緒に食べます。

14時頃より夕方クラスの手本書き準備(コピー配布で楽はしない)、15時から21時まで指導者としてお稽古。今は200人近い学生生徒が同じ課題無しの200種類の毛筆課題をしている・・・4月までの新しい松尾の挑戦です。

帰宅して夜ご飯を食べ、お風呂に入って23時過ぎにまた教室へ。
卒業式、入学式の看板筆耕の仕事に書家として取り掛かる。

1時に帰宅して、卒業証書筆耕を3時までやり、それから寝ます。
今日はHPに書き込んでいるので3時30分頃就寝です。

それでまた明日この繰り返しが始まります。

一カ月に休みが1日、2日あれば良い感じです。
これが書道家として指導者としてやっていく現状です。

かなり大変な一日を過ごしておりますが好きなことを仕事にできているので、飛躍のためにあれもこれもやらなきゃで楽しくやれております。

これから書道家を目指している大学生など多いのではないでしょうか。
少しでも参考になればと思います。